最近よく耳にするサステナブル
最近よく耳にするサステナブル(またはサステナビリティ)という言葉。
知っているような、でも深くは知らないような。
おしゃれな水筒を持ち歩く、最新のエコ素材のものを身につける、S N Sにあるような自然派な生活を送るなど、それぞれの人々が思うサステナビリティが存在すると思います。
ニューヨークのブルックリンでは、意識をしてサステナブルな生活を送るというよりは、当たり前のように暮らしに浸透しているものであり、それがおしゃれかどうかは関係ないように感じます。日本ではどのように生活に根付いているのか気になるところですが、ここ異国で日々感じるのは、実は日本の昔からの生活様式、習慣がそもそもサステナブルなものだということを再認識させられます。
例えば、壊れた器などをまた美しく修復する「金継ぎ」は、ものを大事に使う日本文化ならではの技法です。もっと身近な知恵袋的なもので言うと、新聞紙で窓拭きすることや、お米の研ぎ汁の再利用方法やおしぼりの活用など、丁寧な日本の暮らしの中にあるもの達です。実はニューヨークで金継ぎが学べるクラスがあり、大変人気だそうです。
その反面、現代の日本ではたくさんの物が生まれ、サステナブルの生活とはかけ離れたものように感じることもしばしばあります。例えばペットボトルは便利ですが、ゴミが増えてしまいます。もしかすると、マイボトルを持っていくと水を頂ける機械があるように、お茶やジュースの計り売りなど、面白いバリエーションがあってもいいかもしれませんね。
昔のようにものがない時代でも、工夫で生き抜いていた丁寧な日本の暮らしこそが、現代に必要なサステナブルな生活なのかもしれません。