新型コロナウイルス対策 〜アメリカの現状〜
世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスの感染。
日本でも日々感染者が増加し、多くの地域で外出の自粛を要請しています。
現在世界一感染者の多いアメリカでは、さらに厳しい対策がとられています。
今回は、実際のニューヨーク州の感染対策をご紹介します。
日々の生活の中で、きっと日本の皆さん一人一人が気を付けられる点が多いと思いますので、ぜひ参考になれば幸いです。
・外出禁止命令
基本的に不要不急な用事以外は自宅で過ごすこと
不要不急な用事とは、生活用品や食料品の買い出し、健康を保つための運動、薬の受け取り、診察など
・仕事
生活に直接関係のない仕事に関しては、全ての企業が全ての社員を在宅ワークに切り替える
生活に直接関係する仕事とは、消防、警察、医療関係者、薬局、スーパーマーケット、デリバリー、インターネット、ガソリンスタンドなど
飲食店に関しては、お持ち帰り、またはデリバリーのみの対応、店内での飲食は禁止
工事に関しては、医療施設や生活に関係する施設やエリアのみ可能、それ以外は不可
・学校
4月20日までクローズ
オンラインでの授業に切り替え対応中
ただし一部の学校では生活に関わる仕事の人たちの子供のみを預かるクラスあり
・市内交通
生活に関わる仕事の人たちのために稼働中
ただし、通常の25%の稼働率
・経済的援助
国から約12万円の補助(年収750万以下)
子供手当て
失業手当て
90日間の住宅ローンや学生ローン、クレジット返済時の手数料、銀行の手数料等が無効
90日間の住居立ち退きを凍結
・感染予防策
外出禁止の他にも下記のような予防策が呼び掛けられています
石鹸を使った20秒以上の手洗い
顔を触らない
高齢者のいる家には行かない(たとえ家族でも)
必ず人と6ft(約180cm)以上離れる
密集しない、密集したり人と距離を取らなかった場合は罰金刑
具合が悪いと感じた場合は自宅隔離、隔離後数日たっても回復しない場合は医師へ相談
昨日トランプ大統領が死者は10万人〜24万人に及ぶかもしれないと発表しました。
世界的に検査数が多いと言われる韓国は、今までに約31万人以上が検査。
また現在のNY州では、1日あたり1万8千人以上の検査が可能であり、検査数が多い分多くの感染者を発見しています。
ちなみに日本は今までの全検査数を足しても、たった1万5千件だと言われています。
この数字はNY州の1日にも満たない数字となっており、そのため感染者数も少ない結果となっています。
いわゆる隠れ感染者が多いのではないかとも、海外のメディアでは報道されています。
日本の検査数が飛躍的に伸びた際には、もっともっと感染者数が増える恐れがあるかもしれません。
一人一人が自分の身を守り、それがゆくゆく他の人々の命を守ることに繋がります。
適切な情報のもと、感染拡大防止に取り組みながら、引き続きお身体にはお気をつけくださいませ。