榮光ブログ

ニューヨークの慈善活動〜デニム ブランド〜

ニューヨークに居ると「チャリティー」や「ボランティア」、「慈善活動」などという言葉をよく耳にします。皆さんもハリウッドセレブがウン億円寄付!などという情報を聞いたことがあるかもしれません。お金持ちのセレブや著名人だけではなく、ごくごく一般的にそれらの活動をしていたり、仕事として取り組んでいる人々も沢山います。

 

「チャリティー」や「ボランティア」は日本でも馴染みのある言葉だと思いますが、「慈善活動」はどうでしょうか? 基本的には意味は全て異なりますが、同じような意味合いを持つ場合も多くあります。「慈善活動」とは、英語でPhilanthrophy(フィランソロフィー)といい、 あることの為に時間と労力とお金を費やし助ける活動のことです。

 

ある調査によると慈善活動の盛んな国の第2位がアメリカだそうです。そんなアメリカの大都市ニューヨークらしいファッション業界が行う慈善活動の一つを紹介したいと思います。

 


RIALTO JEAN PROJECT」、略してRJPは、慈善活動の一環として1本1本手作業でペイントが施された特別なビンテージデニムを販売しています。アメリカンビンテージに精通しているディレクターのエリン・フェニガー氏率いるデザインチームが、ニューヨークのスタジオで1つ1つ丁寧にペイントをし、まるでアートのような世界でたった1つの美しいデニムを手がけており、有名なハリウッドスターやファッションエディター、ミュージシャンなどに愛されるブランドの一つです。

 

 

そしてこのデニムの売り上げの一部は、LAこども病院やNYプレスビテリアン病院で行われている「アート・セラピー・プログラム」へ寄付されています。デニムパンツ1本の価格は約¥30,000〜。決して購入しやすい価格とは言えませんが、世界にたった一つの特別なデニムな上に未来ある子供達のためになると考えると、とても価値のあるアイテムだと思います。

 

このように直接的ではなくとも間接的に慈善活動をする方法もあります。またドラッグストアやスーパーマーケットのレジで会計をする際、「〇〇こども病院へ$1寄付しますか?」と聞かれたりすることもしばしば。実際寄付をするとお得なクーポンを貰えたり、寄付する側もハッピーになる方法もあるのです。

 

ちなみに先に述べた調査結果ですが、我が国日本はトップ10圏外。2012年の電通による調査だと、外国人に聞いた日本人の印象の第2位には「礼儀正しい」、そして第4位に「優しい」と挙げられています。(ちなみに第1位は「勤勉」)そんな日本という国ですが、世界の中では慈善活動に対して積極的ではない結果でした。

どうしても慈善活動というと、「余裕のある人がやる事」とか「やらなければいけない雰囲気」などという意見もあるようです。そんなに型苦しく考えずとも、もう少し気軽に、身軽に慈善活動やボランティア活動が行われる国になれたら良いな、と思う今日この頃でした。

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